映画『別離』
2012-06-09


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昨夜は、松本シネマセレクトで、イラン映画『別離』を観てきた。
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何と言いますか、こんな映画だったような・・・

絡まった糸を解きほぐすには時間がかかる
たった一度限りの人生では、とても間に合わない
ならば、いっそのこと、糸を引き千切ってしまおうか
でも、それを神様が許して下さらないとしたら・・・

その先にある答えは見えず、なるほど、オマル・ハイヤーム先生の「ルバイヤート」の世界が待っているだけなのかも知れない。現代のイランではなおも、かの大先生が語ったペルシャ思想が生きているのだろうか。
 
 いつまで一生をうぬぼれておれよう、
 有る無しの論議になどふけっておれよう?
 酒を飲め、こう悲しみの多い人生は
 眠るか酔うかしてすごしたがよかろう!

  オマル・ハイヤーム作/小川亮作訳『ルバイヤート』岩波文庫より。

というわけで、新しい飲み屋をみつけ、しこたま飲んだ挙げ句、土砂降りの中、歩いて帰ってきました。
・・・という、とてもいい映画でした。
[本とか映画とか]

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